全世界で肥満人口が急増する中、注目を集める砂糖産業の知られざる歴史と現状を前後編に分けて伝えている。砂糖は18世紀、イギリスがカリブ海などの植民地で奴隷を酷使して生産し、莫大な富を築いた嗜好品。いまも世界3大砂糖企業が強大な政治力を背景に、消費の削減に反対している。前編は、砂糖生産の歴史とアメリカ企業がカリブ海・ドミニカ共和国に所有するサトウキビ農場の悲惨な現状を伝える。