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【お雛様】
1 雛人形を親しみ敬っていう語。2 雛祭り。
女の子が産まれて始めての節句を「初節句」といい、嫁方の親が「子供の身代わりとなって災いが降りかからない様に」という思いを込め雛人形を贈ります。雛人形には、厄除けとなる「桃の花」、体から邪気を祓う為の「お白酒」、よもぎの香気が邪気を祓うといわれる「草もち」、人の心臓をかたどり子供の健康を祈る親の気持ちの現れの「ひし餅」、自分のかたわれでなければ絶対に合わないことから、女性の貞節を教えた「蛤〔はまぐり〕」などが供えられます。
また、ひし餅や雛あられに見られる白・青・桃の3色はそれぞれ、雪の大地(白)・木々の芽吹き(青)・生命(桃)を表しており、この3色のお菓子を食すことで自然のエネルギーを授かり、健やかに成長できるという意味があります。
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