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コンピューターやワープロ、テレビゲームなど、画面を表示する機器のことを、VDT(ビジュアルディスプレイターミナル)といいます。VDTを使った仕事は、視線が常に画面とキーボードと書類の3カ所しか移動しないため、疲れやすくなります。その上、集中して画面を見続けるため、まばたきの回数が普段の約1/4に減り、目が乾きやすくなるので、目に負担がかかります。
目を中心に、肩、首、腰の痛み、頭痛、いらいら、不安感などを訴える眼精疲労が増えており、これらの症状を総称して「VDT症候群」と呼んでいます。 「IT眼症(information technology)=情報技術」や「テクノストレス眼症」は同じ意味で使用されます。
日本におけるインターネット人口も1,300万人を越え、私達のまわりにはVDTがいっぱいです。そんな中、コンピュータなどの端末であるVDT(Visual
Display Terminal)操作に起因する眼精疲労を訴える患者が激増しています。
VDT症候群(別名テクノストレス眼症)と呼ばれる「ディスプレイ作業にかかわる人の視覚障害」は、10年ほど前から社会問題となっています。
ディスプレイ作業を続けている人の実に60%以上が目の疲れやイライラなどの「テクノストレス」に悩んでいます。 VDT作業は、眼精疲労をはじめとするさまざまな目のトラブルを引き起こすだけでなく、深刻な目の病気へと発展する可能性があり、VDT症候群は現在の眼科医学会でもクローズアップされています。
※VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン …厚生労働省
VDT作業者の心身の負担をより軽減し、作業者がVDT作業を支障なく行ことができるようにするため、新しい「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を策定した。
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