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REPORT TSUTSUMI
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日本の医療は救えるのか!
3.後期高齢者医療制度の問題




 公助を減らし、自助を増やすことがその特徴。
 75歳以上のお年寄り約1300人を、これまで加入していた国民健康保険や健康保険などの扶養者から“独立”させ、個人単位に保険料を出させて運営される新たな医療保険制度。75歳以上のお年寄りに新たな税金を設けたとも言える。
 この制度は、年金年15万円以上の75歳以上の高齢者の全てから保険料を天引きする制度。大きな問題点が2つある。
 @ 受けられる医療に制限がつく。
 A 保険料1年以上滞納者には“資格証明書”を発行し、医療を受けにくくす
  る
 @については、“マルメ”とか“包括制”といっていろいろな検査をしてもらう 
と病院が赤字になる。そうすると、赤字になってまで治療を続けるなと医療機関は最低限の検査しかしなくなる。これは、75歳未満の方の、希望すればどのような検査も受けられる医療とは決定的に異なる。
 Aの資格証明が交付されると、病気になったときに保険が効かないので治療費
の100%全額を払わねばならない。しかし、こうなると病気が重くなるまで病院に行かなくなる。
 このような仕組みは、75歳以上になったら、病院にかかるな、ということ。この制度は《お年寄りは、お国のために死んでくれ》という制度。
 75歳以上の高齢者の多くは、青春時代国からどういう処遇を受けたのか?《若者はお国のために死んでくれ!》と戦場に送られ、戦後は日本の再興、再生のため必死もっしで働き続け、日本を経済大国世界2位に押し上げた功労者というのに、何とひどい処遇であろうか。
 思いやりのある政治を求め、この制度は廃止に追いやりたい。


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